革のエイジング

エイジング

  本革の最大の魅力は、使い込んだ時の味わい、つまりエイジングです。ピュアな状態のヌメ革は、色・風合いの経年変化(エイジング)も大きいのが特徴です。当方で「ナチュラル」と呼んでいる染色していないヌメ革の色の変化を上の3枚の写真で御確認下さい。こうして、数年で飴色・焦げ茶色に変色すると共に自然のツヤが出てきます。この色・風合いの変化は、使い手や環境によって大きく異なり、それこそが愛着につながってくるのです。ほとんどの商品を染色していないのは、じっくり永く御愛用頂き、革本来の風合の変化をお楽しみ頂きたいからです。


使用前の日焼け

 二週間の日焼け後→ 
革製品、特にヌメ革の魅力は、長年の使用・経年によって革の風合が増してくる事にあると言われます。特に、当方で主に使用する牛ヌメ革は、その性質上経年変化が大きく(「革について」ページ参照)、時に持ち主の個性をも表現します。上の写真は、お得意様からの御注文でお作りしたヌメ革のハンティング帽ですが、使用前にミンクオイルを塗り、窓辺で日焼け(お手入れページ参照)させるという工程を約2週間(夏場)施してくださったそうで、”我が子”との驚きの対面となりました。大切に使って頂けるのは作り手としても嬉しいものですし、革製品その物も貴方の愛着に応えてくれることでしょう。

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